南部鉄器の出来るまで

鉄瓶等南部鉄器の製作工程は大きく分けて4工程に分けられます。

〜鋳型の製作〜
鉄瓶の形の基になる木型というを
上下で固定し、粘土水で溶いた細かい砂を
枠に詰めながら木型を回して鋳型を
形づくります。それを乾かし高温で焼くことで
レンガ状になり、鋳型の完成となります。
※鋳型は10回ほど使う(注湯)とぼろぼろに
なり、内側を壊して作り直します。
一品ものの鉄瓶は、形が独特だったり
きれいに仕上げるため、鋳型を1回で壊す
ようになります。つまり世に1つしかないもの
ってことですね。

木型をくるくる回してます
〜ふき(注湯作業)〜
準備した鋳型にこしき(溶解炉)で
溶かした鉄を流し込んでいきます。
溶けた鉄の温度は約1400℃、かなり危険で
熱い作業ですがとても緊張する瞬間です。
こうして鉄瓶や急須等の形が
出来あがります。
かなり熱いです
〜研磨、成形〜
鋳型から出した製品にはばりがつき物、
一つ一つ磨きをかけ形を整えていきます。
はじめは機械で荒削りし、最後は金やすりを
使って手で仕上げます。
そのあとに、穴や不具合がないか
点検をして形が出来上がります。
ばりを削ってます
〜着色〜
鉄瓶、湯釜は漆で着色します。
仕上げの済んだ製品を
約200℃〜300℃に熱しながら漆を塗り
焼き付けていきます。これは昔ながらの
伝統技法で、使う漆の色などで風合いが
変わり、重厚で独特な風合いが
あります。
※急須、置物などは、塗料を噴きつけ
着色する技法が主で、塗料もさまざまな
色があり鮮やかな製品が出来上がる。

漆独特のにおいがします

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